こんにちは!愛知県を中心にお庭のリフォームや新築の庭工事をやっている『庭屋ながい』代表の長井です。今回の記事は愛知県岡崎市S様邸での庭のリフォーム(庭の解体編)の記録です。
この度、新年早々より始まった工事は南側の和風庭園を解体して、新たに雑木の植栽空間でホッと一息できる石のテラス&ベンチ、そこまでのエントランス(入口)からアプローチ(通路)の新設をご依頼いただきました。そのうちの解体工事の様子をお届けします。
ビフォー写真が4枚
まずは、庭の解体をするにあたって計画を立てることが大切です。どのような作業を行うか、どの程度の労力が必要か、予算はどの程度かなどを確認しておくことからスタートです。そして、重機を使う予定が有ったので近隣の皆様へご挨拶は欠かせません。
今回は地元岡崎市の美合町にある三徳屋さんのおいしいわらび餅を片手に挨拶周りをさせて頂きました。お施主様の日ごろのご対応が良いからでしょうか、皆さんとっても優しい方ばかりでした。
なかには「私も楽しみ」と言ってくださる方もいて俄然やる気が出ます!
庭の解体には、多くの労力と時間が必要です。しかし、この作業に取り組むことで、庭の新たな可能性を生み出すこともできます。20年以上も見てきた景色が解体されるのは少し寂しい気持ちになるかもしれませんが、それ以上に新たな庭が日常をより豊かにしてくれます。
お施主のS様も20年前に作られた庭への思い入れもあると話してくださいましたが、「正直なところ、そもそも和風が好きではなかったんです。今回思い切ってすべてをお任せして、新たになった庭で毎日癒されたいです。」とおっしゃってくださいました❢❢
今回のお施主様は夫婦ともにお庭いじりが興味なようで、二人してリフォーム後のプランにワクワクされていて、僕自身もやりがいしかありません。精一杯をお届けしま❢❢
庭の解体をする際には、いくつかの注意が必要です。例えば埋設管(電気の線や排水管など)を重機屋スコップで切断・破損することが無いように事前に確認をして着工しました。
お庭が幸い道路際だったので効率的に作業ができます。伐採に関してはお施主様自らやって下さったので、重機を入れて、抜根と石の撤去、ブロックの解体を行っていきます。
解体の中で再利用できそうな大きな石は場所を変えて据え直し新しい景色に組み込みました。思い入れのある庭の解体で出るモノで使えるものはうまく取り入れて、新旧コラボの新たな庭を作るために残していきます。
抜根はかなりスムーズにいきましたが、1t以上はある大きな石がなかなか動かず苦戦しました。それと、既存の入り口が坂の際にありましたが位置を動かすことにしました。まだまだイメージをしにくい状況ですがとても順調です。
解体がひと段落したところで、新プランの景色をイメージしながらいくつもの大きな石たちを配置していきます。その時、景色の目印を杭で打っていきました。
何もないところで、想像力を働かせるのが楽しく、そのイメージ以上の出来になるのが庭づくりの醍醐味です。新たに作り始める世界も楽しみにしていてください。
今回はここまで。 追って投稿していきます。